映像クリエイター紹介:田中裕介 氏
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安室ちゃんのCMや平井堅さんを担当

安室奈美恵さんのVidal SassoonのCMや、日産CUBEのCMなど、私たちが日々テレビで目にしているCMを手掛けているのが、田中 裕介さんというグラフィックデザイナーです。
平井堅さんの「バイマイメロディー」やサカナクションの「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」など、多くの方々に愛されているアーティストのミュージックビデオも手掛けています。
過去にはスペシャルミュージックビデオアウォーズという日本最大級のミュージックビデオの祭典で、「BEST DIRECTOR」を受賞した経験もある、日本のグラフィックデザイナーの中でもトップを走る方なのです。

前述したCMやミュージックビデオを思い浮かべていただくとわかるかと思うのですが、これらの作品を見ると、わかる人には「田中裕介さんの作品だ」とすぐにわかってしまうほど個性の強さが現れています。
その個性の強さの秘密は、過去に多摩美術大学でグラフィックを学んでいたときの経験にありました。

静止画でも映像もデッサン

素人考えであると、静止画と映像とは、まったく別物という考えがあります。
しかし田中裕介さんの中では、大学時代に教授などから教えられた「映像は静止画の連続である」という言葉や、「映像はデッサン」という言葉が常に働いているそうです。
そのため、映像作品を作成していくときでも、デッサンしていくつもりでイメージをしていくのです。

彼の中で、静止画と映像との違いというのは、「時間軸があるかないか」ということなのだとか。
たとえば、静止画の場合は1枚の画の中で、その前後にあった出来事がわかるようにデザインしていきます。
しかし映像の場合は、前後の出来事をそのまま連続した静止画として表現していくことができます。

このような考え方で映像作品を作っているため、彼の映像作品は、どの1コマをとっても魅力的で絵になるような作品となっているのです。
また、映像の中で見ることができる、1つ1つのモチーフや記号に、様々な意味や物語が込められているために、映像自体がより深みのあるものとなっていっているのでしょう。

100点満点の作品は無い

過去には受賞経験もあり、また多くの人々の心に残るような作品を生み出している田中裕介さんですが、自分自身が気に入っている作品はあるものの、「100点満点の作品は無い」と言い切っています。
どういうことなのでしょうか。

それは、100点満点が出てしまったら、そこで終わってしまうのではないかという考えがあるからなのです。
グラフィックデザイナーという、常に最先端で新しい作品を生み出していかなくてはならない立場であるからこそ、決して満足してしまうことなく、常に昇進していくという姿勢があるのでしょう。
そんな自分に厳しい姿勢であるからこそ、あのような魅力的な作品が次々と生み出されていくのですね。
今後の田中裕介さんの作品にも期待大ですね。

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